こうまくん
しろうま
こうまくん
くりうまMBTIの相性を調べたことがある人は、少なくないと思います。
気になる相手のタイプをこっそり調べてみたり、友人との相性が何パーセントかを確認したり。SNSでも相性診断は定期的に話題になります。
でも実際のところ、MBTIで相性を判断することには、うまく使えばプラスになる面と、使い方を間違えると人間関係をかえってこじらせる面の、両方があります。
私自身、メンタル不調を経験してから人との関わり方を見直す中で、MBTIをはじめとする性格診断と向き合ってきました。
自分はなぜこんなに疲れやすいのか。なぜあの人とはうまく噛み合わないのか。そうした問いに、MBTIが一つの切り口を与えてくれたことは確かです。
ただ同時に、MBTIに頼りすぎたり、相性の数値だけで人を判断しようとしたりすることの危うさも、少しずつ感じてきました。
この記事では、MBTIで相性を見ることの意味と限界を、できるだけ正直に整理してみます。
MBTIの相性診断とは何か
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しろうまMBTIの基本的な仕組み
MBTIは、Myers-Briggs Type Indicatorの略で、スイスの心理学者カール・グスタフ・ユングの理論をもとに開発された性格タイプ分類ツールです。
以下の4つの指標で16タイプに分類されます。
- E(外向)/ I(内向):エネルギーの向かう方向
- S(感覚)/ N(直感):情報の受け取り方
- T(思考)/ F(感情):意思決定のスタイル
- J(判断)/ P(知覚):外部世界への接し方
この組み合わせで、INFJやENTP、ISFPのような16種類のタイプが生まれます。
相性は、タイプ間の指標の一致・不一致や、認知機能の補完関係をもとに語られることが多いです。
相性が良いと言われる組み合わせの根拠
相性診断でよく使われる視点には、以下のものがあります。
鏡タイプ(指標が全て逆のタイプ)は、補完関係になりやすいという考え方があります。たとえばINFJとENTPは、互いにない部分を持ち合っているとも言えます。
一方、同じ指標を多く共有するタイプ同士は、価値観が近く衝突が少ないという見方もあります。
ただし、どちらの考え方も、あくまで傾向の話です。
実際の相性は、その二人が置かれた状況、コミュニケーションの歴史、タイミング、環境など、MBTIには含まれない多くの要素に左右されます。
MBTIで相性を見るメリット
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くりうま違いを責めるのではなく理解する視点が持てる
MBTIを使うことの最大のメリットは、相手との違いを性格や能力の上下で見るのではなく、タイプの特性として捉えられることだと思います。
たとえば、会議で黙っている人を見て、やる気がないと判断してしまうことがあります。でも、その人がIタイプ(内向型)であれば、黙って深く考えているという可能性があります。
外向型が多い職場では、内向型の人は消極的に見られがちです。でもMBTIを知っていれば、この人は話しながら考えるより、一人で整理する方が力を発揮しやすいのかもしれないという見方ができます。
私自身、前職の大手メーカーで仕事をしていたころ、自分が周囲と合わないと感じる場面が何度かありました。大きなプロジェクトの中で、周囲が素早く動いていく中で、自分だけ整理してから動きたいという感覚が強くありました。
当時はそれを単なる自分の弱さだと思っていましたが、のちにMBTIを知ってから、これは弱さではなくスタイルの違いだったと気づきました。
その気づきは、思いのほか気持ちを楽にしてくれました。
コミュニケーションの調整ヒントが見つかる
相手のタイプを知ることで、伝わりやすい話し方や、相手が疲れにくい接し方を考えるヒントにもなります。
Jタイプ(計画重視)の人には、事前にアジェンダを共有しておくと話がスムーズに進みやすい。Pタイプ(柔軟性重視)の人には、細かいルールを最初から押しつけると窮屈に感じさせることがある。
こうした視点を持っておくだけで、お互いのストレスが減ることがあります。
ただし、これはあくまで傾向の話であり、全員に当てはまるわけではありません。その点には注意が必要です。
MBTIで相性を見るリスクと注意点
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くりうまタイプが人格の全てではない
MBTIで最も注意すべき点は、タイプはあくまで傾向を示すものであり、その人そのものを表してはいないということです。
同じINFJでも、育ってきた環境、経験してきたこと、今の状態によって、全く違う行動をとることがあります。
タイプが同じだからといって、必ず気が合うわけではありません。タイプが違うからといって、必ずぶつかるわけでもありません。
MBTIの相性診断を見ていると、このタイプとは相性最悪と書かれていることがあります。しかしそれを信じすぎると、実際に話してみれば分かり合えた相手と最初から距離を置いてしまう可能性があります。
相性の数値は参考情報であり、人間関係の結論ではないと意識しておくことが大切です。
状況・体調・成長によってタイプは変わることがある
MBTIは固定された性格を測るものではなく、現時点での傾向を示すものという側面があります。
同じ人が、メンタルが安定しているときと、疲弊しているときとでは、診断結果が変わることがあります。
私自身も、メンタル不調の時期に診断を受けると、エネルギーが落ちているせいか、通常とは違うタイプに近い結果が出ることがありました。
つまり、一度診断したタイプを永続的な自分の定義として使うことには、慎重さが必要です。
特に、心が不安定な時期に受けた結果をもとに自分のことを決めつけることは、自己理解よりもむしろ自己制限につながる場合があります。
MBTIを理由にした関係の切り捨て
相性が悪いタイプだからと人間関係を切り捨てたり、あの人はあのタイプだから仕方ないと努力をやめたりすることは、MBTIの使い方として望ましくありません。
MBTIは、相手を理解しようとするためのツールであり、関わらない理由を見つけるためのものではないはずです。
うまくいかない関係を全てタイプのせいにすることで、自分自身のコミュニケーションを見直す機会を失うことにもなります。
また逆に、相性が良いとされるタイプだからと過剰に期待してしまい、その人が期待に応えてくれないとがっかりするというパターンも起こりえます。
診断の信頼性についての議論
MBTIの科学的根拠については、心理学の世界でも議論があります。
検査の再現性が低い、同じ人が時期を変えて受けると異なる結果が出やすい、という指摘は以前からあります。
特に、無料のweb版診断(16Personalitiesなど)は本来のMBTIとは異なるツールであることも多く、結果の解釈には注意が必要です。
MBTIや類似の診断ツールを参考情報として使うことは有益ですが、それを絶対的な真実として扱うのは、ツールの性質上適切ではありません。
人間関係にMBTIをうまく使う5つのポイント
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しろうまMBTIを人間関係に活用するなら、以下の5つを意識することをおすすめします。
1. 断定ではなく、仮説として使う
この人はこういうタイプだから絶対こうだと決めつけるのではなく、もしかしてこういう傾向があるかもしれないという仮説として扱うことが大切です。
2. 相手を理解するために使い、判断するために使わない
相性が良い・悪いを判定するためではなく、相手の考え方や行動パターンを理解する手がかりとして使うようにしましょう。
3. 自分自身のタイプを知ることを優先する
相手のタイプを分析する前に、自分がどういう傾向を持っているかを知ることが先です。自分の強み・弱み・疲れやすい状況・コミュニケーションの癖を把握することで、人間関係全体が見えやすくなります。
4. 診断結果よりも目の前の相手の反応を見る
どれだけ相性が良いタイプでも、実際の関係は会話の積み重ねで変わります。診断結果に頼りすぎず、相手が何を言っているか、どう感じているかを直接観察することが基本です。
5. タイプを理由にした諦めを避ける
この組み合わせは相性最悪だからと最初から諦めるのではなく、どうすれば関係が良くなるかを考える姿勢を持ち続けることが、MBTIを健全に使う上で大切なことだと思います。
相性より大切なこと:日常の小さな積み重ね
こうまくん
しろうまどれだけ相性が良いタイプでも、関係は自然に育つものではありません。
話しかけること、聴くこと、伝えること、謝ること、待つこと。こうした日常の積み重ねが、長く続く関係の基盤になります。
私がメンタル不調を経験してから気づいたことのひとつに、自分が誰かと深くつながれていると感じるのは、タイプが一致しているからではなく、その人が話を聴いてくれたという記憶があるからだということがありました。
弱っているときに、理論より先に存在してくれた人。自分のペースを急かさなかった人。うまく説明できない不調を、とりあえず受け取ってくれた人。
そういう関係は、タイプの相性とは無関係に生まれていました。
MBTIは相性を保証するものではありませんが、相手を理解しようとする動機を持つきっかけにはなり得ます。
大切なのは、診断の結果ではなく、その後にどう関わろうとするかです。
まとめ
MBTIで相性を見ることは、うまく使えば人間関係の理解を深めるヒントになります。
一方で、タイプで人を決めつけたり、相性の数値だけで関係の可能性を閉じたりすることには、注意が必要です。
MBTIは、自分と相手を理解するための入口であり、関係の結論を出すものではありません。
断定ではなく仮説として使うこと。相手を判断するためではなく、理解するために使うこと。そして最終的には、目の前の人と実際に関わり続けることが、どんな相性診断よりも確かな関係を作ります。
相性が悪いとされても、関わり方次第で深まる関係はあります。相性が良いとされても、丁寧に接しなければ薄れていく関係もあります。
MBTIを道具として使いながら、それに縛られない柔軟さを持つこと。それが、人間関係に性格診断を活かす上で、一番大切な姿勢だと思います。
こうまくん
しろうまよくある質問(FAQ)
Q. MBTIの相性が悪いタイプとは、恋愛や友達関係も難しいのでしょうか?
A. 相性が悪いとされるタイプでも、実際には良い関係を築いている人はたくさんいます。MBTIの相性はあくまで傾向の話であり、個人の経験・価値観・コミュニケーション次第で関係の質は大きく変わります。相性の数値は参考程度にとどめ、実際の関わりを大切にしてください。
Q. 無料のMBTI診断(16Personalities)と本来のMBTIは違うのですか?
A. 16PersonalitiesはMBTIをもとに作られた類似ツールであり、公式のMBTI検査とは異なります。結果の傾向は参考になることもありますが、公式のMBTIと完全に同じものではないため、診断結果の扱いには注意が必要です。
Q. MBTIのタイプは変わることがありますか?
A. 変わることがあります。特に、体調・精神状態・生活環境によって回答の傾向が変化するため、時期によって異なる結果が出ることがあります。一度の結果を絶対的な定義として使いすぎないことが大切です。
Q. 職場の人間関係にMBTIを使っても大丈夫ですか?
A. 使い方次第ではプラスになります。ただし、タイプで人を評価・選別するような使い方は避けるべきです。相手の傾向を理解して関わり方を調整する、というあくまでヒントとしての使い方が適切です。
Q. 相性診断より自己理解に使う方が良いと聞きましたが、どう違うのですか?
A. 相性診断は相手との比較が目的になりがちですが、自己理解に使う場合は自分のエネルギーの使い方・得意・苦手・疲れやすい状況を把握することが目的です。自分を知ることは、結果的に相手との関係にも良い影響を与えることが多く、MBTIの活用としてはこちらの方がより本質的です。


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